1939年4月7日生まれ。アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、実業家。デトロイト出身でニューヨーク郊外で育つ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で映画について学び、在学中に制作した作品を再編集した『グラマー 西部を荒らす』で映画監督デビューを果たす。同じ頃、ロジャー・コーマンに編集者として雇われ、キャリアを築きはじめる。1969年11月19日、映画制作会社アメリカン・ゾエトロープを設立するが、『ワン・フロム・ザ・ハート』が興行的に失敗。アメリカン・ゾエトロープは1983年に破産を申請することになった。その後も3度の破産を経験をするも、映画を撮り続け、現在において最も高く評価されている監督の一人となる。
監督、脚本、プロデューサーとして、6度のアカデミー賞受賞。プロデューサーとしては『パットン大戦車軍団』、『ゴットファーザー』三部作、『アメリカン・グラフィティ』、『カンバセーション…盗聴…』『アウトサイダー』『ドラキュラ』などを手掛ける。ジョージ・ルーカス、キャロル・バラード、ジョン・ミリアス、ソフィア・コッポラ、などの作家たちや、アル・パチーノ、ロバート・デニーロ、ジェームズ・カーン、ハリソン・フォード、リチャード・ドレイファス、ダイアン・キートン、ロバート・デュヴァル、ローレンス・フィッシュバーン、マット・ディロンそしてダイアン・レインなどの俳優たちの才能を見つけ出し、そして育てた。脚本家、監督、プロデューサー、そして技術的先駆者として、現代アメリカ映画の形成に貢献した。
彼の最新作は、所有するワイナリーの一部を売却し予算を調達し制作した、現代が舞台のローマ叙事詩”Megalopolis”である。